4.2.16. SingleExcitation指定ファイル

一体励起状態を作成するための演算子\(c_{i\sigma_1}(c_{i\sigma_1}^{\dagger})\)を定義します。以下にファイル例を記載します。

===============================
NSingle         24
===============================
======== Single Excitation ======
===============================
    0     0     0    1.0    0.0
    0     1     0    1.0    0.0
    1     0     0    1.0    0.0
   (continue...)
   11     0    0    1.0    0.0
   11     1    0    1.0    0.0

ファイル形式

以下のように行数に応じ異なる形式をとります。

  • 1行: ヘッダ(何が書かれても問題ありません)。
  • 2行: [string01] [int01]
  • 3-5行: ヘッダ(何が書かれても問題ありません)。
  • 6行以降: [int02] [int03] [int04] [double01] [double02]

パラメータ

  • \([\)string01\(]\)

    形式 : string型 (空白不可)

    説明 : 一体励起演算子のキーワード名を指定します(任意)。

  • \([\)int01\(]\)

    形式 : int型 (空白不可)

    説明 : 一体励起演算子の総数を指定します。

  • \([\)int02\(]\)

    形式 : int型 (空白不可)

    説明 : サイト番号を指定する整数。0以上Nsite未満で指定します。

  • \([\)int03\(]\)

    形式 : int型 (空白不可)

    説明 : スピンを指定する整数。電子系・近藤格子系の場合は
    0: アップスピン、
    1: ダウンスピン、
    スピン系の場合には、
    \(0, 1, \cdots, 2S+1\) (\(-S-0.5, -S+0.5, \cdots, S+0.5\)に対応\()\)
    を選択することが出来ます。
  • \([\)int04\(]\)

    形式 : int型 (空白不可)

    説明 : 一体励起演算子のタイプを指定する整数。
    0: \(c_{i\sigma_1}\)
    1: \(c_{i\sigma_1}^{\dagger}\)
    を選択することが出来ます。
  • \([\)double01\(]\), \([\)double02\(]\)

    形式 : double型 (空白不可)

    説明 :\(c_{i\sigma_1}(c_{i\sigma_1}^{\dagger})\)の実部を\([\)double01\(]\)、虚部を\([\)double02\(]\)でそれぞれ指定します。

使用ルール

本ファイルを使用するにあたってのルールは以下の通りです。

  • 行数固定で読み込みを行う為、ヘッダの省略はできません。
  • 成分が重複して指定された場合にはエラー終了します。
  • \([\)int01\(]\)と定義されている一体励起演算子の総数が異なる場合はエラー終了します。
  • \([\)int02\(]\)-\([\)int04\(]\)を指定する際、範囲外の整数を指定した場合はエラー終了します。