4.2.17. PairExcitation指定ファイル¶
二体励起状態を作成するための演算子\(c_{i\sigma_1}c_{j\sigma_2}^{\dagger}(c_{i\sigma_1}^{\dagger}c_{j\sigma_2})\)を定義します。なお、\(c_{i\sigma_1}c_{j\sigma_2}^{\dagger}\)と\(c_{i\sigma_1}^{\dagger}c_{j\sigma_2}\)を混同することは出来ません。また、\(S_z\)保存の系に対しては\(\sigma_1=\sigma_2\)とする必要があります。 以下にファイル例を記載します。
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NPair 24
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======== Pair Excitation ======
===============================
0 0 0 0 0 1.0 0.0
0 1 0 1 0 1.0 0.0
1 0 1 0 0 1.0 0.0
(continue...)
11 0 11 0 0 1.0 0.0
11 1 11 1 0 1.0 0.0
ファイル形式¶
以下のように行数に応じ異なる形式をとります。
- 1行: ヘッダ(何が書かれても問題ありません)。
- 2行: [string01] [int01]
- 3-5行: ヘッダ(何が書かれても問題ありません)。
- 6行以降: [int02] [int03] [int04] [int05] [int06] [double01] [double02]
パラメータ¶
\([\)string01\(]\)
形式 : string型 (空白不可)
説明 : 二体励起演算子のキーワード名を指定します(任意)。
\([\)int01\(]\)
形式 : int型 (空白不可)
説明 : 二体励起演算子の総数を指定します。
\([\)int02\(]\), \([\)int04\(]\)
形式 : int型 (空白不可)
説明 : サイト番号を指定する整数。0以上
Nsite
未満で指定します。\([\)int03\(]\), \([\)int05\(]\)
形式 : int型 (空白不可)
説明 : スピンを指定する整数。電子系・近藤格子系の場合は0: アップスピン、1: ダウンスピン、スピン系の場合には、\(0, 1, \cdots, 2S+1\) (\(-S-0.5, -S+0.5, \cdots, S+0.5\)に対応\()\)を選択することが出来ます。\([\)int06\(]\)
形式 : int型 (空白不可)
説明 : 二体励起演算子のタイプを指定する整数。0: \(c_{i\sigma_1}c_{j\sigma_2}^{\dagger}\)1: \(c_{i\sigma_1}^{\dagger}c_{j\sigma_2}\)を選択することが出来ます。\([\)double01\(]\), \([\)double02\(]\)
形式 : double型 (空白不可)
説明 : \(c_{i\sigma_1}c_{j\sigma_2}^{\dagger} ( c_{i\sigma_1}^{\dagger}c_{j\sigma_2})\)の実部を\([\)double01\(]\)、虚部を\([\)double02\(]\)でそれぞれ指定します。
使用ルール¶
本ファイルを使用するにあたってのルールは以下の通りです。
- 行数固定で読み込みを行う為、ヘッダの省略はできません。
- 成分が重複して指定された場合にはエラー終了します。
- \([\)int01\(]\)と定義されている二体励起演算子の総数が異なる場合はエラー終了します。
- \([\)int02\(]\)-\([\)int06\(]\)を指定する際、範囲外の整数を指定した場合はエラー終了します。